栃の木

公園の近くにある、お庭の広いお屋敷。
広い庭には、こんもりと大きい木が茂って、小さな森になっている。
大きなサクランボの木には毎年大きめの赤い実がなるし、
初夏には杏の実が木いっぱいになって、地面がオレンジ色になるほど落ちていたし。（分けて欲しかった）
食べられないけれど、今は、栃の巨木に栃の実が沢山実っています。
いつも見上げていた、緑の多いこの森がなくなって、宅地になると言う哀しい話。
毎日、お屋敷の木が少しずつ伐採されてなくなり、今日は、この栃の木の番かも知れない・・・。

昔、奥入瀬に旅行に行った時、この実が沢山落ちていて、栗のような実なので、
絶対食べられると、たくさん拾い家に持ち帰ったけど、調べたらアクが強くて食べるのは難しいとわかり、
ガッカリした事がありました。
この辺ではあまり見る事のない木が、こんなに実をつけて、何年もかけて大きくなったのに、本当勿体ない。

毎日散歩に行く公園は、雑木林に囲まれていて、酷暑の日でも、涼しく、
いろんな虫や植物もあって、楽しめ、ありがたいなと思う。
大きな木や土がなくなっていく度に、残念だし、来年はもっと辛い暑さになるんじゃないかと心配になってしまう。
人の家の木なんだから、しかたないけど、
実のなる風景を毎年楽しんでいたのに楽しみが減ってしまう・・・。

今日は公園散歩途中で、足下に大きなブラックベリーが落ちていて、
ふと見上げると高い場所にあるお宅からブラックベリーのツルが伸び、
壁にたくさんブラックベリーの実がぶら下がっているのを発見〜（感激）
来年からは、ここを見上げて楽しもう・・・。