大鹿村の旅3 宿「右馬允」
天空の池から、牧道入り口まで、下りの歩きはあっという間。日差しが強く暑かった。
宿は大鹿村の「右馬允(うまのじょう)」
建物は歴史を感じる、どこか懐かしい2階建て。
1日2組限定のお宿。1階と2階でそれぞれ1組が宿泊するようです。
今回は2階のお部屋です。
階段を上がると部屋ぞいに広い廊下と窓。
階段、廊下、窓も昔からの建物でありながら綺麗で趣があります。窓の外の緑が綺麗!
2階は広い和室が3間続いた広いスペース。いい感じ。
テーブルは庭にある蔵から出てきたという、大きな門戸で作られており、
これもまた古い時代から残されてきた重厚感というかなんという言葉で表したらいいかわからない、奥深さを感じます。
部屋に通してきただくと、間も無く、お茶と栗の和菓子が。
9月30日の宿泊で、ちょうど右馬允の周りには栗とクルミのみがたくさん落ちてきました。
このお菓子もその栗で作られたもの。とても優しく上品な味です。
添えられている葉っぱやお花も庭や宿の周りにある自然の飾り・・・こういう暮らしが憧れです。
夕飯までの間に、赤石荘の温泉へ
この静かで自然の中の山里に、リニアモーターカーが通るそうです。
まだ若かった頃、一時期はリニアモーターカーのニュースをよく耳にしていましたが、最近は全く耳にすることもなく忘れていました。刻々と工事は進んでいるのですね。高齢化が進んでいる日本で、東京から大阪に超高速で便利に移動する人は多くいるのだろうか?・・・自宅を朝出ると、道にはデイケアーの車がやたら行き交う時代に・・・。いつか便利に使う人々が多くいる・・・未来はそうなっているのかな?
工事続行の前に少子化対策にもっと力を入れたほうがいいんじゃないか?などと考えちゃいました。
で、温泉宿の赤石荘は、今は、その工事の作業をする方々がお泊まりで、温泉も平日は工事作業の方が多くいるということでした。
土日に訪れたので温泉は空いていました。山並みを望む露天風呂は景色もお湯もとてもよく、肌がツルツルになりました。
人がいなければ露天風呂の写真も撮りたかったのですが撮影は禁止です。
右馬允の夕飯
宿の方が山で採ってきたキノコや栗、小渋ダム(?)でつってきたお魚。
目でも楽しめるご馳走です。
丁寧にキノコの説明をしてくださいました。大鹿村の美味しいものたちが続々と。
撮り忘れてしまったものもいくつかあったかも。最後にこれはお宿の名物かな〜すごく美味しい五平餅。
このお味噌もお味噌は入っていなく、クルミとお醤油などだけで作られている自家製のくるみ味噌、お餅のつき具合といい焼き加減といい、クルミ味噌と餅の味わいは最高。
とても美味しいお食事でした。
夜もぐっすり、朝は宿の周りを散策。栗やクルミの他にもノブドウや色々な花や実を愛でながらいい時間を過ごしました。 窓からのモミジの緑や庭の景色が綺麗で、これはさぞ紅葉も美しいことだろうと、確認し紅葉の綺麗な時を再び予約しました。